こんちは!
今日は造形モルタルについて少しお話したいと思います。
もともとは海外の技術だそうです。
アメリカはコンクリートやモルタルの技術の先進国です。
日本の伝統は土壁や京壁や漆喰など蔵やお城などに使われる技法ですよね。
ただし日本の技法は職人の技術がかなり高く長い修業期間を経て一人前になります。
その点造形モルタルに関しては左官の技術はそうでもありません。
建築の技術でも同じでアメリカ、カナダなどは2X4住宅やアーチビルディングも
熟練した技術は必要なく建てる事が出来ます。
ここでも日本古来の宮大工の仕事や木造住宅などは技術力あって初めて建てる事が出来ますよね。
ただし造形モルタルは技術より感性、センスが物を言います。
洋服でもなんでもmade in USA はカッコいいですもんね!
まぁそんな事はさておき今回どうして造形モルタルを取り入れたかです。
私正直造形モルタルやスタンプコンクリートなどと言った技法は好きじゃありませんでした。
誰がやっても同じ仕上がりで個性がなくつまらない仕上げ方だなと思っていました。
まぁそれは偏見でしたね。
造形モルタルとスタンプコンクリートが同じ技法と思っていました。
それと今回の現場でのプランニングが重厚感のあるたたずまいを表現したかったのです。
大きめの石積み、海外のお城の様な石積みを表現したかったのです。
となると実際にそんな仕上げをしたら予算がとんでもない事になるしそもそもそんな仕事を
出来る職人も私の周りではいません。
そこで造形を取り入れる事にしました。
初めて見る造形技術には感動致しました。
材料などは普段から使っている材料です。
でも材料の使い方、鏝の使い方でこんな技術が出来るのかと・・・
スタンプ技術は同じ柄が定期的に入ってきます。ハンコ押すのと同じ要領ですが、
造形は作る人それぞれで同じ柄は一つもありません。
全て職人の手によって生まれる造形です。