未曽有の台風と言ってよいのではないかと思う台風でした。
前回の台風で台風への心構えは出来ていたつもりでしたが、心のどこかで
他人事のような気持ちを持っていたと思います。
ここ川越ではそれこそ間違いなく未曽有の台風でした。
夕方夜にかけて携帯では避難勧告のアラーム、洪水、決壊のアラームが鳴り響く中
まだどこかで甘い自分がいたと思います。
実際避難所に行く人いるのかな? 建物などの被災は考えても命の危険までは
想像すらしませんでした。
そして夜が明け何事も無かったと思っていた所すぐ近所では大変な事態になっている事を知りました。
皆さんニュースでご存知の孤立してしまった老人ホームもすぐそばです。
その辺一帯は私の知っている光景では御座いませんでした。
もしこれが自宅まで巻き込まれていたと思うと命の危険にさらされておりました。
そしてスタッフ宅まで被害を受けていたことを知りました。
床下浸水。
実際に目のあたりにするまで床上じゃなくてよかった!などと安易な考えもありました。
屋内は勿論被害が無いように見えますが床下まで汚水が流れ込んでいると言う事は
色々な面でリスクを背負う事になります。
きれいなお水なら自然乾燥で良いかもしれませんが汚水となるとそのまま乾かす事が
どうなるのかと・・・
家の周りもそうです。
いつも子供たちが遊んでいた緑豊かなワクワクするお庭が見たことも無い姿に変わってしまっています。
とにかく出来る事はお手伝い致しました。
そして初めて感じた周りの人達の優しさを知りました。
電話で様子の確認をくれる人。
約束をしていたのに急遽キャンセルの状況になっても優しい言葉をかけてくれる人。
人の温かさを身をもって感じる事が出来ました。
まだまだ安心する事は出来ませんが今回経験したことを忘れず、また人にやさしい気持ちの
持てる人間になりたいなと思いました。
では!