外構屋はなぜ、建物の知識が多いのか。

外構屋がなぜ、建物のことがわかるのか。

経験が豊富な担当者ほど、建物の位置やGL、間取りを聞いてきます。
なぜか。

間取りによって水の給水管、配管がわかるから。
浄化槽がある場合には設定高さが決まってしまうから。

配管の兼ね合いにより、駐車場の勾配(傾斜)が決まります。
土留めが決まります。

管が通っているからそこを避ければ良いと言う話ではありません。

また、建物建設工程を詳しく聞くこともあるでしょう。
それにより変更できる点等を逆算します。

手遅れになり3台分の駐車場が2台分しか作れなかったケース(浄化槽の高さにより)、
建物の変更に間に合い動線が確保されたケース
(建物計画では電柱の存在を忘れられ、実際には電柱が邪魔で動線が確保出来なかった)
と外構工事には関係の無いものまで様々な体験をしている担当者であれば
配置図を見ただけで判断できることも多いのです。

建物担当者からは外構が決まっていなかったからという
言い訳にしか聞こえないケースがほとんどです。
お客様は誤魔化せても、私たち外構屋は誤魔化せません。
大抵、お話すると「実は考えていませんでした」が多いです。

道路から建物まで50cmしか離れていない。
お客様はちょっとした駐輪スペースで考えられている。
ハウスメーカーもそのように勧める。
しかし、実際は深基礎もなく道路と建物の工程差が『30cm』!!
そのようなケースは1ヶ月に数件はみます。

コンクリートをそのまま平らに敷くことなど出来ません。
間に合うなら、御説明します。
が、ハウスメーカーからそのような説明はないからと信じてもらえません。
問い合わせるのも億劫だとそのままにされる方もいらっしゃいます。

ご自身が30年前後のローンを組み、何十年も住み続ける家です。
質問はいつでもして良いのです。

是非、住みやすいお家を作って後悔のないようにして下さい。
デザイン重視で低価格で提案をする外構業者もいるようですが、
結果、工事から数年後、弊社が御依頼を受けてやり直すケースもあります。

解体費用は最低50万円からはかかります。
やり直さなくて良いプランを考えてくれる外構会社を選んでください。

外構屋は建物だけではなく、100m2、200m2の敷地全体を把握して計画し、まとめます。
高さ、勾配など丁寧に説明してくれる業者を選んでみてください。
きっとお客様に合った会社が見つかるはずです。