誰もが知る花の女王:バラ

薔薇

バラとは、バラ科・バラ属に分類される植物の総称です。知らない人はいないほどポピュラーな花 で、「花の女王」とも呼ばれます。

たくさんの種類や品種があり、多様な花色や姿に加えて、一年草や多年草、低木など性質も様々です。
薔薇

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はじめての方がきれいなバラを育てるには、「育てる場所にあった種類の苗を選ぶこと」が大切です。

バラと一言でいっても、木のような姿のもの、ツルを生やすもの、ミニバラと呼ばれる小さなものと、その見た目は様々。育てる場所にあったサイズや育ち方のものを選んでいきましょう。


はじめてバラを育てる方は、大苗を購入するのがおすすめです。新苗に比べると少し値段は高くなりますが、育てやすくその年から花を咲かせますよ。

夏と冬に剪定をしていきます。夏は、枯れ葉や弱い枝を切り取り、長くなった枝は1/3ほど短くしましょう。バランスを考えて、最終的な姿を意識しながら、つるや枝を整えましょう。

バラは乾燥しすぎても枯れてしまいますが、いつも土が湿っていても枯れてしまいます。そのため、土の状態に気を配ることが水やりのコツです。

土の表面が乾いたら水やりのタイミング。鉢植えは、水が蒸発して蒸れないよう、午前中か夕方に水を株元へ注いでください。



バラは、風通しが悪いと病害虫の被害を受けやすくなります。剪定を忘れたり、植えた距離が近すぎたりして過湿気味になることが主な原因です。

また、梅雨は株が蒸れやすい時期なのできちんと対策をうちましょう。株元にわらや堆肥などを被せることで、強い雨で土が跳ね返るのを防ぎ、黒点病を予防してくれますよ。

きれいなバラが1つあるだけで、周囲が華やかな雰囲気に彩られます。そんな空間を作り出すためには、たしかに手間がかかります。でも、お世話をかかさないことで、バラはその苦労に応えるようにきれいな花を咲かせてくれます。

まずは、日々バラを観察することからはじめてみてください。すると少しの変化にも気づけるようになって、育てているバラへの愛着が増していきますよ。

バラ